2014年10月10日金曜日

激変する21世紀の社会を生き抜く(1) 【オンライン・菜園起業入門セミナー】

途上国<日本<欧米と言う序列の崩壊

「購買力平価GDP」と言うものがあります。

国内で一年間に生産された全ての製品やサービスの総額が
「名目GDP」ですが、

これに物価を絡めて調整したものが「実質GDP」です。




まあ、極端な話、生産物は去年と同じだけど、
物価が10倍になったからっ名目GDPが10倍って言うのは、

実質GDPとしては、「同じ」だとみなされるわけです。

でまあ、購買力平価GDPと言うのは、
例えば、1ドル=100円だとして、

1ドルで、缶ジュースが1本しか買えないのに、
100円だと2本買えるとする…

すると、為替は1ドル=50円になるように動いていくはずだ

(1ドル=50円=缶ジュース1本 と言うように、国際的に
一物一価になる)

と言うような考え方に基づいて、
各国のGDPを換算してみて、
国際比較する…

つまり、その国のGDPで本当に缶ジュースが何本買えるか?

別に缶ジュースでなくても、缶ビールでも、お米でも、
お洋服でも構いませんが、

とにかく、そういう形で各国のGDPの
「実際の価値」を比較してみようとしたものなわけです。

でまあ、世界銀行の統計に基づいて、購買力平価GDPの変化をグラフにしてみると、
下記のとおり。



日本は、とっくの昔に、中国はおろか、インドにも抜かれていて、
このグラフは2013年で終わっていて、中国がアメリカに迫る勢いですが、

IMF(国際通貨基金)によると、今年(2014)は、中国がアメリカを抜いて、
世界一になるのだそうで、

20世紀を通じて、あり続けた
「途上国<日本<欧米」と言う序列が

崩壊してきていることが分かります。


やがては止まる「新興国」エンジン

かつての途上国も、段々と経済発展をして、豊かになってきています。

すると、その国の賃金が安いから、そっちで生産して…
と言うような事だったのが、

賃金水準が上昇してきて、そうは言えなくなってくる、

じゃあ、新たに、こっちの国の方が賃金が安いから
こっちで生産しようと言っても、

やっぱり、「こっちの国」も段々豊かになってくる…

新興国は新しい市場があると言って、投資しても
それも飽和していく…

みんなが豊かになり、もう新しいモノやサービスを
欲しがらなくなる、

そして、新興国市場も飽和する…

「投資機会も、フロンティアも消滅して、資本主義のエンジンが止まる」

と言うのが、経済学者シュムペータの予測ですが、

それが現実にものになりつつあるのが、
世界経済の実情です。


文化的価値の発信 × 自己雇用 = 菜園起業


もちろん、世界人口の60分の1か、70分の1しかいない
日本人が、いまだに、世界のGDPシェアの20分の1ぐらいを占めている
わけですから、

「世界平均」から比べれば、日本人も、日本も十分に「豊か」であり、
再生の道もないわけではありません。

ただ、前回述べたように、日本人が全体として「貧乏化」してきていることは、
こうした世界全体の流れの中で起きていると考えるべきことなのではないでしょうか?

http://bit.ly/1vSfuGr

こうした状況に対する対案は、色々考えられますが、
一つには、文化的価値を発信していくこと。

世界の人々に、
日本の「文化」に対してお金を使ってもらう、

逆に、こちらも、世界各地の文化に対してお金を使う

こういう風にすることで、世界的にお金が回るようにしていく
ことがあげられると思います。

もうひとつには、自分個人の生き残り策として、
自己雇用…自分で自分の仕事を創りだす

と言うことです。

この文化的価値の発信と自己雇用の接点に立っているのが、
「菜園起業」です。

小規模な野菜販売や体験農園を事業化し、
「半農でお金を稼ぐ」ことで、

1300年かけて培われてきた日本の田園景観を維持し、
同時に、自分自身の人生経営にもつなげていく

そういうビジネスが菜園起業なのです。

菜園起業入門セミナーについては、こちら>>

http://bit.ly/15uy37p

最新記事

イベント情報

メールマガジン無料購読申込

メールマガジン【菜園起業&半農生活】の無料購読ご希望の方は、下記よりお申込み下さい。

メルマガ申込>>