お野菜の栽培で起きる失敗で、
「お野菜がちゃんと育たない」事より
多いようなのが、
「育ち過ぎて起きる」失敗です。
「育ちすぎ」の状態は、お野菜の種類によって、
異なりますが、
葉物や大根の場合は、
育ち過ぎると
お花が咲いてきます。
お花は、受粉して、「実」となり、
実の中に、種が出来てきます。
こうなると、お野菜は、「次世代」を作る事に
光合成の産物を使うようになり、
養分が葉や根に回らなくなります。
大根の根はスジばかりになってスが入り、
葉物の柔らかい茎は固くなって食べられなくなってしまいます。
種まき後、発芽して育ってきた春野菜の葉物や大根を
1ヶ月放置したからと言って、
「枯れる」ような事はあまりありません。
しかし、初夏を迎えて、暖かくなってきた頃、
1ヶ月、畑に行かないと、お花が咲いて、
食べられなくなってしまっているかもしれません。
5月になったら、
もし、お野菜の世話をするほどの時間が取れない場合でも、
ちょっとの時間で良いので、収穫をしに行ってみるといいですね。