こんにちは。
菜園クラブです。
二十四節季は大雪となりました。
▼新しい風が吹く農業の世界
農業の人口統計を見ると、
1989年を境に50歳代以下の農業者が激減していることがわかります。
日本の農業者が60歳代以上ばかりになってしまったのが、
1989年だと言うことなのですが、
当時の60歳代は現在全て80歳代後半、
90歳代になってしまっている方も多く、
もう農作業が出来ないと言う状態になっている方が
今後ますます増えるものと思われます。
その一方、新しく農業の世界に入ってこようと言う
方も多く見かけられます。
川口市からときがわ町に移住して農業を始めた
「里山ぐるぐるスマイル農園」の中澤さんもそのお一人。
この12月、
中澤さんが自然栽培で育てた鶴首カボチャを
イタリアンのシェフにお料理して頂いて、
食べる会を開催致します。
▼糖度が高くネットリ系の鶴首カボチャ
カボチャは、戦国時代に日本に伝来し、
江戸時代に品種改良がなされました。
こうして生まれてきたのが「日本カボチャ」です。
近代に入ってやってきたのが、「西洋カボチャ」で、
現在、流通しているカボチャのほとんどが「西洋カボチャ」です。
イモ類やカボチャには、粉質系と粘質系がありますが、
ホクホクしているのが粉質系で、ネットリしているのが粘質系です。
そして、どちらかと言うと日本カボチャは粘質系、
西洋カボチャは粉質系です。
デンプン量が多いと粉質系になりやすいようですが、
西洋カボチャが普及している理由の一つが、
デンプン量が多く糖度が高いと言うことのようです。
ところが、この鶴首カボチャはネットリ系で糖度が高いと言う
性質を持っています。
石川県の農業総合センターの資料によると、
「加工業者から加工適性が高いと判断された品種は、糖度では概ね
7.0~8.5%、粉質度合の指標となる乾物率では、概ね
30~35%に分布している」
とされ、和菓子の餡などに使われるカボチャは、
この程度の糖度が要求されていることがわかります。
ところが、鶴首カボチャの糖度実測例を見ると、
13~16%と、和菓子製餡に適する西洋カボチャよりも
糖度が高いのです。
新しく農業に参入した方が育てた
ねっとり系で糖度が高い「鶴首カボチャ」を
イタリアンのシェフがどうお料理されるか、
味わいたい方は、12月23日・赤羽TavernaNacaNacaに
いらしてください。
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◆菜園起業カフェ
自然栽培の鶴首カボチャをみんなで食べて語り合おう
菜園起業カフェは、みんなでお野菜を食べながら、農業について考える場です。
今回は、埼玉県ときがわ町・里山ぐるぐるスマイル農園さんが自然栽培で育てた「鶴首カボチャ」をTAVERNA NACANACAの熊澤シェフにお料理して頂き、みんなで食べながら語りあう会を開きます。
今回は、埼玉県ときがわ町・里山ぐるぐるスマイル農園さんが自然栽培で育てた「鶴首カボチャ」をTAVERNA NACANACAの熊澤シェフにお料理して頂き、みんなで食べながら語りあう会を開きます。
日時:12月23日 20:00~
場所:赤羽 TavernaNacaNaca
http://www.tavernanacanaca.com/会費:ひとり5,000円
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▼子供たち歓迎!
泥游びコーナーやチャンバラごっこコーナーがある
菜園大パーティ
かわぐち菜園クラブGファームに「菜園泥遊びコーナー」を作りました。
Aファームの地主さんと一緒に何回か、
子供たちと遊びながら、お酒を飲む企画を経験したのですが、
どうやら、子供たちは、リヤカーに乗せてもらう「バスごっこ」みたいな単純な游びがとても楽しいようです。
それで、考えているうちに、
そうか、お砂場游びっての言うのがあるけど、
菜園には泥はいくらでもあるんだから、
泥遊びコーナー作ったらどうだろうと思って
菜園の片隅に、「いくらでも、土を掘り返して
遊んでいい場所」を作ってみました。
果たして、先日の日曜日にやってきた
「最初の利用者」の子供たちは
バケツをひっくり返して「ため池」を作り、
ミミズを捕まえて大はしゃぎ、
20日には、軟性の発泡スチロールを使う
危なくないチャンバラごっこのコーナーも
設けます。
もちろん、大人はお酒も飲めます。
皆様、是非足をお運び下さい。
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◆かわぐち菜園クラブ・菜園大パーティ
日時:12月20日(日) 11:00~14:00
場所:かわぐち菜園クラブGファーム
会費:大人1,200円、子供300円
会場地図はこちら
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