2015年9月18日金曜日

2015年、今年の秋野菜はどうなるか?

猛暑が続いていたかと思うと、
一転、涼しくなってきた今年の9月

埼玉では、
大根や葉物類など、
秋野菜の種まきもだいたい一巡したところだと思います。

では、今年の秋野菜の生育はどうなるのでしょうか?


上の図は、過去5年間、平均気温の週平均変化を示したものです。

8月末が35週、秋分付近が39週、10月初が41週、立冬付近が45週、12月初が49週です。

比較的平年値に近い気温変化を示しているのは、2013年で、
41週前後、46週前後を除くと、
ほぼ平年値と同様の動きをしています。

2011年、2012年は、秋分前の38週頃まで、
平年値より高め気温が維持されていたことがわかります。

2011年は、その後も高めの気温で推移し、
暖かい「秋」だったようです。

2012年は、10月半ばの43週頃から
平年値よりむしろ低めの気温で推移したようです。

秋の葉物の種まきは、
だいたい、8月末から9月初にかけて、
一巡し、

その後9月末から10月前半(40~42週)頃に、
お正月頃収穫できるコマツナや越冬させて育てる大根の
種まきなどが始まります。

暖かい秋となった2012年は、
10月まきの葉物にとっては育ちやすい気候だったかもしれません。

今年2015年は、37週までは、2014年と同様、
気温が平年より低めに推移しているようです。

種まき期に気温が低めで雨が多かったため
タイミングによっては発芽率がよく、
よく育っている野菜もあるようです。

しかし、逆に大雨で種が流されてしまったり、
葉が腐ったりして、生育が悪くなるケースもあるようです。

2014年は秋分すぎは全般に平年値より高めの気温で
推移した週が多く、

暖かい秋・冬となりました。

残暑の時期が低めの気温で、発芽率がよく、
その後、暖かい気候に恵まれたせいか、

大根の生育が非常によく、通常なら3月頃まで
「売り物」があるのに早めになくなってしまう
と言うこともあったようです。

今年も、同様にこれから暖かめの日が続くようなら、
秋野菜の生育は期待できるでしょう。

反対に雨がちで低温の日が多いようだと、
十分な生育が出来ない可能性が出てきます。

これからの気候変化に目が離せない秋のように思います。

※気温データは、日本気象協会のデータベースからダウンロードしています。
※平年値は、1985-2014年の平均値です。

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