2015年1月5日月曜日

菜園起業成功のポイント…システムや体制をきちんと作ろう【オンライン菜園起業入門セミナー】

菜園起業を成功させる上で、欠かせないのが「システム」、「体制」づくりです。

システムづくりと言うと
何か難しいITのスキルが必要なように
考える人もいると思いますが、
実際はそう難しいことではありません。

野菜のマイクロマーケット運営システム


例えば、野菜のマイクロマーケットの運営システムを
考えてみましょう。

毎週・木曜日に、翌週お届け出来る野菜のリストを
お客さんに配信し、「

土曜日までに注文を受けて、

火曜日にお届けするとします。

木曜日にお客さんに情報をお知らせするのですから、
お客さん全員に一斉にメールを流す体制ができている必要があります。

まず、お客さん全員の名簿が、パソコンに入力され、
CSVファイル等の形で、「定型化」されている必要があります。

その次に、「定型文」、

つまり、

「野菜の情報をお知らせします。来週●月☓日(火曜日)に
お届けする野菜のリストは…」

のように、毎回使いまわせるような文章パターンを
作り、パソコンに入力しておかなければなりません。

そして、名簿に掲載されているお客さん全員に
送信出来るようなアプリを用意します。

こういう準備が出来ていて、初めて、
お客さん全員にメールを送ることが出来ます。

その後、お客さんから注文が受けられるように、
ウェブカートなどのシステムを作っておく必要があります。

ウェブカートは、自分で作らなくても、
既存のサービスが充実しているので、「
そうしたものを利用すれば大丈夫です。

ただ、毎週、野菜を宅配すると言う場合には、
その都度、野菜の種類を変える必要があります。

農家の人に、その週収穫できるお野菜の種類を
ヒアリングするスケジュール、

ヒアリング結果を入力するスケジュール等が
週間で決めておかなければなりません。

当然ですが、ウェブカートには、ちゃんと注文ボタンが
付いている必要があります。

また、注文を受けたら、自動返信メールが
お客さんに返るようにしておいた方がよいでしょう。

こうして、注文を受ける体制が出来ますが、
その後、今度は、お客さんの注文を集計して、
農家に発注する体制を作っておかなければなりません。

ナスが●●本、キュウリが▼▼本と
集計結果が出たら、

それを農家毎に集計して、
それぞれの農家に発注すると言う作業体制を
作る必要があるわけです。

その次には、「配送」の体制が必要になります。
その週に、注文があったお客さんとないお客さんを
寄り分け、

配達が必要なお客さんのリストを作って、
どういう順番で回るか(項番の決定)、
決める手順を決めたり、

パソコンの中に、項番の入・出力フォームを作っておく
必要があります。

その後、必要に応じて、お届け先の地図を出力したり、
お客さんがご不在だった場合にどうするかを決めたり

と言うことも、「手続き化」しておく必要があります。

「システム化」や「手続き化」が出来ていないと、
例えば、お届けに行ったら、お客さんがいなかった

と言うような場合、

その都度、ドタバタと対応することになっていってしまいます。

このように、「システム化する」、「体制を作る」と言うのは、
高度なIT技術を駆使した壮大な仕組みを構築することではなく、

例えば、「お客さんに野菜を届ける」と言うような単純な目的を
毎回続けていけるような状態を作ると言うことです。

こういう体制を作っていくことが、継続的な運営を確実にし、
ひいては成功につながっていくのです。



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