一年を振り返る時期になってきていますが、
その農業気象版も考えられる?
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2014年・さいたま地方の節季毎の気温変化パターン |
上の図は、毎年一定期間の平均気温を平年値と比べ、
気温が低い、やや低い、平年並み、やや高い、気温が高いの
5グループに分類して、
どの年が、どのグループに属しているかを表にしたものです。
赤丸が2014年。
これで見ると、2014年は、全般に「やや高い」、「気温高い」
に分類される時季が多いものの、
秋野菜の作付期に当たる立秋~白露(8月~9月初)は、
「やや低い」、「気温が低い」状態だった事がわかります。
また、大雪の降った立春~雨水(2-3月初)も、「やや低い」、
「低い」時季でした。
このように、年間の気象変化を時季別にパターン化して、
その年の野菜の育ちぐあいと比較してみると、
一年の気象と農業の営みを振り返るのに役立つかもしれませんね。
※数字は、各時季の日平均気温の平均を平年値と比較しています。
※各時季とも、前節季の替り目の翌日から、次節季の替り目の前日までで算出しています。
※気象庁データベース、さいたま地方1985-2014で算出。
※厳密には、毎年節季の替り目の日は変わりますが、例えば、毎年3/21=「春分」とするように、
同じ日付を替り目の日付として指定して計算しています。
※閏年の場合、2/29のデータは削除して計算しています。