菜園起業に必要なスキルのうち、
栽培技術は、
基本技術、土肥技術、シーズン技術に分かれます。
基本技術は、種まきや苗植え、間引き、剪定等、個々の農作業のやり方です。
土肥技術は、土づくりや肥料の与え方に関する技術です。
シーズン技術は、季節や気候に応じて、どのような農作業をするか、決定していく技術です。
基本技術は、かわぐち菜園クラブでは定型化、パターン化した方法を用いて
菜園教室を実施しています。
定型化、パターン化することで、初心者にも容易に覚えることが可能になります。
土肥技術は、1980年代以降開発されてきた「土壌診断」を活用すると良いでしょう。
土壌診断は、土を調べて、どの程度、肥料を与えたらよいか決める方法です。
JAやホームセンターで2000-3000円程度で受け付けてくれる場合もあります。
また、安価な試験紙も販売されています。
シーズン技術は、農家の暗黙知が集中している部分で、
これまで継承が難しいとされてきました。
しかし、節季等の知識を学び、気象データを活用する方法を学べば、
栽培初心者でもある程度の水準にまでは達することが可能です。
このように、栽培技術は、色々な手段を使うことで、農業未経験の人でも
比較的早く身に付けることが可能になっています。