2005年農林業センサスによると、
全国の農家数は、2,848万ですが、
そのうち、年間売上が10万円未満の
自給的農家が31.1%を占めています。
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2005年農林業センサス結果よりグラフ化 |
10万円以上売上があるけれども、
65歳未満で、年間の農作業日数が60日以上ある農業従事者が
いない「副業的農家」は、
38.3%
65歳未満で、年60日以上農作業に従事している人がいるけれども、
農外収入が農業収入より少ない「準主業農家」が、15.6%。
農業収入の方が、農外収入より多い「主業農家」は、たった15.1%しかいません。
農作業日数年60日未満と言うことは、
週末しか農作業をしていないと言うことになります。
また、フリーマーケットやバザーで野菜を売れば、
だいたい1万円程度の売上になるとすれば、
農家の7割は、都会人の週末農業×月イチ・フリマと同レベルだと言うことが
わかります。
準主業農家が、
週に2、3日農作業して、後はアルバイト等で稼ぎ、
半農半X的に生活している層と同レベルだと
考えると、
実に85%の農家は、「半農生活」的な存在だと言えるでしょう。
逆に言えば、高齢化した農家に代わって、
都会人が半農生活の形で、
農の世界に進出して、
田園景観を守る担い手になっていく可能性は
十分にあるわけです。