発展途上国では、「インフォーマルセクター」と言う働き方が
多く見かけられます。
路上を行商して歩いたり、
修理や回収、運搬のようなサービスを提供したり…
小規模で資本もそれほど要らない自営業
それがインフォーマルセクターです。
考えてみると、日本の江戸時代もそうでした。
みんな自分自身で商売をして、生きていたわけです。
「門前に市をなす、そこなる男子。その方商いたる鮮荷のうち、一文字草、値いくばくなるや」
古典落語の「タラチネ」では、野菜売りに向かって、ネギの値段を問いかけるセリフが出てきますが、
そういう風に野菜を売り歩くのも、ごく普通の風景だったわけです。
自分で野菜を育てて、売り歩く…
野菜のマイクロマーケットは、この行商の現代版であり、
自分自身の雇用を創り出す方法なのです。
