2015年9月11日金曜日

2015年夏、さいたま地方の気温変化


メチャクチャ暑いと思っていたら、いきなり涼しくなって、
今度は雨ばかり…

今年の夏は、どんな夏だったのでしょうか?

過去の気象データと比較してみましょう。

上の図は、さいたま地方の夏、過去5年間の週ごとの平均気温の変化です。

28週は7月の初め梅雨明け頃、33-34週がお盆の週、37週が今頃(つまり9月の前半)
ぐらいだと考えて下さい。

まず、平年値のグラフを見てみると、
例年、だいたい、梅雨明けの後、7月末(31週)頃からピークに達し、お盆あけぐらいまで
ピークが維持された後、8月末から徐々に気温が低下していく事が
わかります。

これに対して、今年2015年は、梅雨明けとともに、気温が急上昇して
猛暑になったかと思うと、
お盆の頃には気温が下がり始めました。

それでも、お盆の頃は、平年値に比べると、まだ高めの気温でしたが、
8月末から急激に低下し、
9月には、平年より3-4℃も低い週平均気温となっていた事がわかります。

昨年(2014年)も、34週(お盆)の頃から気温が低下し、
35週(8月末ー9月初)には、平年値を下回りましたが、

2015年が28週から31週にかけて、8.0℃も平均気温が上昇したのに
対し、

2014年は2.9℃と比較的緩やかな上昇でした。

また、2015年は32週から35週にかけて、7.5℃も平均気温が
低下しましたが、
2014年は6℃と今年よりは緩やかでした。

2013年は、29週(7月半ば)に気温が低下し、
30-31週(海の日前後から8月初)には、平年値を下回りました。
その後、逆に上昇に転じ、33週には、平年値より2.7℃高めになり、
その後、平年値よりは高いものの徐々に気温は低下していきました。

2012年はお盆の前頃はむしろ低めで、その後上昇に転じ、
8月後半~8月末の34-35週に猛暑となりました。

2011年は34-35週にかけて、気温が低下するのは、
今年や2014年と同一のパターンですが、
梅雨明け後の気温上昇速度は、今年ほどではなく、
33週にいったん気温が低下して、平年値を割り込みました。

このように、夏場は、連日猛暑が続いているように見えても、
年によって、気温変化のパターンはかなり違うようです。

オープンになっている気象データを使って、
自分の地域のデータをチェックし、
農産物の生育との関係を考えていくと
色々なことが見えてくるのではないでしょうか?

菜園クラブでは、今後とも気象データと野菜の生育の
関係を考察していきたいと考えています。

(※グラフは、日本気象協会のデータを使って作成しました)

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