本格的に菜園起業を始める場合も、
3年を単位に考えると、
事業計画づくりはうまくいきます。
1年目は赤字、
2年目は、収支トントンぐらい
3年目で黒字が出て、1年目の赤を埋める…
4年目、5年目以降に本格的に稼げるようになっていく、
こういう計画で考えてみるわけです。
そもそも、農業もビジネスもしたことがない人が
事業を始めるわけですから、
初年度からすぐに稼げるようになるとは思えません。
また、最初のうちは、準備の都合等にお金もかかるので、
どうしても経費がかさむものです。
それを初年度から黒字にしようとしても、
無理が大きいと言えます。
むしろ、初年度は赤字で当然なんだ、
ぐらいの気楽な気持ちで、事業計画を立てた方がよいでしょう。
2年目に入ると、初期費用は要らなくなりますし、
売上も徐々に伸びてきて、
何とか収支トントンに持ち込める可能性が高くなってきます。
3年目には、慣れてきて要領をつかめるようになったりもして、
経費もかなり圧縮できるようになってくるでしょう。
固定的なお客さんも増えてきたりして、
収支が好転し、黒字に転換していくのも、この頃です。
3年で稼げる構造を作ればいい、
そういう風におおらかに考えて、
やるべきことを着実に積み上げていく、
それが菜園起業成功のポイントです。