お米やお野菜を育てて食べる「自給」、
農産物とお洋服を交換する「物々交換」、
その生産物を売って、お金に変え、そのお金で他のものを買う「単純商品流通」。
色々な形態で衣食住を達成しています。
一方、都会人は、労働力を売る「賃労働」しかしていません。
ですから、雇用を失うとあっという間に生活に行き詰まるわけです。
働く本来の目的は、消費、つまり衣食住の実現にあります。
半農半Xの農の部分でもお金を稼ぐ「菜園起業」は、
都会人の人生経営の中に農家的な「複線型」の要素を持ち込むことであり、
「暮らす」ことの原点を考える試みなのです。